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カエルくんのみずたまり [絵本]

カエルくんのみずたまり(チューリップえほんシリーズ)
宮西 達也(作・絵)

これは本当に気楽に読んで楽しめる絵本です。

雨がやんで大きな水たまりができて、おおよろこびのカエルくん。水たまりに入ろうとすると、水たまりからタコやらサンマやらペンギンやらが現れてびっくり。…と思ったら最後はウシガエルくんが現れて…意外な結末を迎えることとなります。予想外のオチで、子どもも大人も「なんじゃこりゃ?」といって笑いながら読み終えると思います。

絵のタッチも、どちらかというと脱力系で、お話の雰囲気によくマッチしています。

この宮西達也という作家さんの絵本は、他の作品もこういうナンセンス風なんでしょうか。図書館で探してみたいと思います。

【評価】(☆3つが満点)
ビジュアル:☆☆
ストーリー:☆☆☆
ためになる:☆

大型本
出版社: 鈴木出版
ISBN-10: 4790251667
ISBN-13: 978-4790251668
発売日: 2007/05
タグ:ユーモア

クリスマスのまえのよる [絵本]

クリスマスのまえのよる
クレメント・C・ムーア (著), ロジャー・デュボアザン (イラスト), こみや ゆう (翻訳)


季節外れというか、過ぎた話題ですが、クリスマスの本を紹介したいと思います。

この前の12月の中頃、図書館でサンタさんの絵本でいいのがないかと探していました。12月ともなれば、図書館でもクリスマス関係の本がまとめて並べられていました。幾つも眺めてみたのですが、どうもピンときません。というのも、サンタさんが白ひげのおじいさんではなくて動物だったり、いろいろ事件が起きてプレゼントを配るのに四苦八苦したり、なんだかひねり過ぎているもの多かったからです。もっと素直な、フツーのクリスマスとサンタの本がないかな…と思っていて目に留まったのが、この本です。

そもそも、うちの娘が、サンタさんのことをどう考えているのか…わざわざ聞いたことはありませんが、だいぶ変なことになっているような気がしました。というのも、たぶん我が娘の中では、毎月末に、「こどもちゃれんじ」を届けてくれるのが、サンタさん、ということになっているからです。それも、ママのお手伝いをしてくれたり、騒いではいけないところでおとなしくしてくれたりしたご褒美に、サンタさんが郵便受けに届けてくれることになっているのです。

ということで、まだスレていないうちに、真っ当なサンタさんのお話を聞かせてあげたいな…と思ったわけです。そんな思いに、この「クリスマスのまえのよる」はうってつけの絵本でした。

あとで気がついたのですが、それもそのはず。この絵本の詩はクレメント・C・ムーアという詩人にして神学者が、19世紀のはじめに書いたものですが、赤い服に白ひげ、ちょっと太ったサンタクロースがトナカイのひくソリに乗って現れるというイメージは、この詩によって世界中に知られるようになったというのです!そんなこととは露知らず、偶然に手にしたのですが、これぞ正真正銘のサンタさんの絵本、といったところでしょう。

縦長の判型はとても印象的で、煙突やクリスマスツリーが出てくるページの時に、ちょうどいい具合になっています。

ところでこの絵本は「主婦の友 はじめてブック」の「おはなしシリーズ」と銘打たれていて、裏表紙には「おとなと読むなら 2才から」「ひとりで読むなら 小学生から」と表示されています。とても親切な表示ですね。

【評価】(☆3つが満点)
ビジュアル:☆☆☆
ストーリー:☆☆☆
ためになる:☆☆☆

【基本情報】
大型本: 32ページ
出版社: 主婦の友社
ISBN-10: 4072801003
ISBN-13: 978-4072801000
発売日: 2011/10/15
タグ:クリスマス

バーバパパのしんじゅとり [絵本]

バーバパパのしんじゅとり (バーバパパのちいさなおはなし)
アネット・チゾン (著), タラス・テイラー (著), 山下 明生 (翻訳)

「バーバパパのちいさなおはなし」シリーズの第5巻です。

バーバパパの絵本は、3才くらいの子どもにとっては、定番といえると思います。

私の娘も、大好きです。

講談社から出版されているバーバパパのシリーズとしては、他にも「講談社のバーバパパえほん」シリーズや、「バーバパパ・知識のえほん」というシリーズもありますが、最近よく読んでいるのは、この「ちいさなおはなし」のシリーズです。

皆さんは、バーバパパの家族は全部で何人いるか、知っていますか? このシリーズの見開きには、バーバパパの家族が全員紹介されていて、9人だと分かります。 この見開きのところだけでも、一人ひとりを指さしながら、「これ、だれだっけ?」とやりとりして、けっこう楽しめます。

話しの内容は、おしゃれが大好きなバーバベルのために、しんじゅを取ろうと、バーバパパたちは南の海へ。海から、しんじゅやサンゴなど、きれいなものをいっぱい持って帰ってくる…というお話です。

バーバパパのシリーズの魅力は、なんといっても、その絵の楽しさにあると思います。

どのページをめくっても、バーバパパの仲間たちがいろんな仕草をしていたり、いろんなものに変身したりしている姿が、カラフルに描かれています。まずは絵本に書いてある通り読み聞かせしますが、その後は、「バーバベルは何してるのかな?」とか「バーバパパは何に変身したんだろう?」などとやり取りして楽しめます。

文章も、分かりやすい言葉で、そして程よい分量だと思います。これは原作はもちろんですが、翻訳のうまさでもありますね。

【評価】(☆3つが満点)
ビジュアル:☆☆☆
ストーリー:☆☆☆
ためになる:☆☆

【基本情報】
単行本: 16ページ
出版社: 講談社
ISBN-10: 4062676559
ISBN-13: 978-4062676557
発売日: 1997/6/27

タグ:バーバパパ

はじめに [その他]

はじめまして。

このブログでは、私の娘(3歳)に読み聞かせをして、良かったと思う本を紹介していきます。

よく娘を連れて、近くの図書館に行っては、いつもたくさんの本を借りてきます。

娘の成長に応じて、好みの本もいろいろ変わってくることでしょう。

そんな変化も楽しみにしながら、肩ひじ張らずに、気楽な感じで綴っていくつもりです。

どうぞよろしくお願いします。

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