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クリスマスのまえのよる [絵本]

クリスマスのまえのよる
クレメント・C・ムーア (著), ロジャー・デュボアザン (イラスト), こみや ゆう (翻訳)


季節外れというか、過ぎた話題ですが、クリスマスの本を紹介したいと思います。

この前の12月の中頃、図書館でサンタさんの絵本でいいのがないかと探していました。12月ともなれば、図書館でもクリスマス関係の本がまとめて並べられていました。幾つも眺めてみたのですが、どうもピンときません。というのも、サンタさんが白ひげのおじいさんではなくて動物だったり、いろいろ事件が起きてプレゼントを配るのに四苦八苦したり、なんだかひねり過ぎているもの多かったからです。もっと素直な、フツーのクリスマスとサンタの本がないかな…と思っていて目に留まったのが、この本です。

そもそも、うちの娘が、サンタさんのことをどう考えているのか…わざわざ聞いたことはありませんが、だいぶ変なことになっているような気がしました。というのも、たぶん我が娘の中では、毎月末に、「こどもちゃれんじ」を届けてくれるのが、サンタさん、ということになっているからです。それも、ママのお手伝いをしてくれたり、騒いではいけないところでおとなしくしてくれたりしたご褒美に、サンタさんが郵便受けに届けてくれることになっているのです。

ということで、まだスレていないうちに、真っ当なサンタさんのお話を聞かせてあげたいな…と思ったわけです。そんな思いに、この「クリスマスのまえのよる」はうってつけの絵本でした。

あとで気がついたのですが、それもそのはず。この絵本の詩はクレメント・C・ムーアという詩人にして神学者が、19世紀のはじめに書いたものですが、赤い服に白ひげ、ちょっと太ったサンタクロースがトナカイのひくソリに乗って現れるというイメージは、この詩によって世界中に知られるようになったというのです!そんなこととは露知らず、偶然に手にしたのですが、これぞ正真正銘のサンタさんの絵本、といったところでしょう。

縦長の判型はとても印象的で、煙突やクリスマスツリーが出てくるページの時に、ちょうどいい具合になっています。

ところでこの絵本は「主婦の友 はじめてブック」の「おはなしシリーズ」と銘打たれていて、裏表紙には「おとなと読むなら 2才から」「ひとりで読むなら 小学生から」と表示されています。とても親切な表示ですね。

【評価】(☆3つが満点)
ビジュアル:☆☆☆
ストーリー:☆☆☆
ためになる:☆☆☆

【基本情報】
大型本: 32ページ
出版社: 主婦の友社
ISBN-10: 4072801003
ISBN-13: 978-4072801000
発売日: 2011/10/15
タグ:クリスマス
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